マガジンSCRAP

May 26, 2006

映画「ミッションインポッシブル3《M:i:掘奸

M:i:3〈マガジンSCRAP NO.3〉
 
 5/5に、映画「ミッションインポッシブル3《M:i:掘奸廚全米で公開された。
 M:iシリーズは、僕の大好きな映画である。
 日本では、7/8公開。
 映画館で予告編を見るたびに、早く観たいなとワクワクしている。
 しかし前作兇呂い蹐い蹐斑,れ、今回の靴癲否定的な意見がわりと多いみたいだ。

 NEWSWEEK JAPAN 5/24号によれば、「M:i:掘廚僚桔興行収入ランキングは1位だったが、前作の兇鉾罎戮討癲100万ドルもダウンした、ということだ。
 記事によれば、観客のクルーズ離れは、彼が心酔する新興宗教サイエントロジーのせいであり、婚約者ケイティ・ホームズとの恋愛ではしゃぎ過ぎたためであり、もっと言えば、彼がすでに若者の心をつかめなくなったからだ、と断じている。
 「彼は43歳であり、もうクールな存在とは言えない」

 またある映画会社の重役は、「アメリカ人はトムを見限ったようだ。彼の神秘的な魅力は消えてしまった」と述べている。

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 「彼はアクション映画を卒業すべき」とか、「宗教的な宣伝をやめれば、何年かはスターでいられる」といった声もある。
 本国での彼の評判が本当のところどうなのかはわからないが、ちょっとあんまりじゃないか、という気がする。
 昔から僕は、彼の大ファンなのだ。

 しかし「3」を観た人の感想をネット上で読むと、やはり辛辣な意見が多い。
 にやけたクルーズ・スマイルと自虐ギャグだけが彼らしい、とか、今回の3はストーリーまでインポッシブルだとか、いっそのことシュワルツ・ネッガーをゲスト出演させたら面白くなったんじゃないかとか、言いたい放題である。

 どちらにしても、スターというのは辛いものだ。
 もともと彼が好きじゃないという人はともかくとして、それまで彼の映画を楽しんできた人も、彼の演技で感動させられてきた人も、あっという間にその反対の立場に回ってしまう。
 まあ別に彼に対して何か義理があるわけじゃなし、それはそれで何も悪いことではないのだが。

 僕としては、実際の映画がそれほどひどいものでなく、いつものように楽しませてくれることを祈るばかりだ。
 そしてどちらにしても、僕は断固としてトム・クルーズのファンである。
 7月8日が待ち遠しい。
 

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March 01, 2006

「クーリエ・ジャポン」のこと・その2「がんになってわかったこと」

 前回の号になるが、”世界の医療現場から がんと闘いがんと生きる”という特集が組まれていた。
 その中で僕が気になったのは、女性ジャーナリストの体験記「がんになってわかったこと」だった。

 がんや難病に苦しむ人たちの闘病記の多くは、現在健康な僕らに、生きることについての根本的な問いを投げかけ、健康であることの幸せを再認識させる。
 一ヶ月後、あるいは一週間後もちゃんと目を開けて朝を迎えることが出来るかどうかと、切実な不安と現実を抱えている人たちが、世の中にはいる。しかもそれは決して少ない数ではない。
 そういう人たちの手記を読むと、やはり自分の漠然とした現在の生や無為について反省させられる。深い内省を促される。
 何が大事か、ということについて考えさせられる。
 そして時には、ささいな絶望や傷心に苦しむ僕らに勇気を与えてもくれる。

 僕が気になった今回の記事は、そういった闘病に苦しむ人の、病気そのものに対する考え方、関わり方の一つの形である。
 重い病気に向き合うと言っても、もちろんそこには一般論では語り尽くせない、想像も出来ない苦悩や、問題がある。
 当たり前のことだが、患者の数だけその苦悩も問題も様々である。一面的ではないし、一筋縄ではいかない。

 今回の記事を読んで、「病気と闘う」ということについて、僕はいつもとはちょっと違う角度で考えさせられた。
 ここで少しだけ抜粋して紹介したいと思う。

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 若くしてがんと戦う女性、ジャーナリストのシェリー・ボヴェイは、記事の中でこう述べている。

 「がんをめぐる俗説は、宗教のようだ。一種の戒律のようなもので、救われるためには、まず病人が変わらなければいけないと断じる。
というのも、がんになった責任は病人にあり、回復のためにはなぜ自分ががんにかかったかを見出さなければいけないという発想が根底にあるのだ。
 まるでがんが何かのメッセージであり、人に悔い改めよと呼びかける声なのだと解釈しているらしい」
「頭、心、身体、魂を浄化しなければ、と考える患者もいるぐらいである」

 彼女はそのような精神論を信じ、懸命にがんと闘い、つとめて前向きに生きるが、治療が終わった途端うつ状態になり、疲れ切り、マイナス思考に陥る。
 再発の恐怖におびえるようになる。
 自分よりも症状の重い人が、自分よりも前向きに元気に生きている姿を見ると、罪悪感に苦しむようになる。
 そしてそのようなストレスで、自らの命を縮めているのではないかと怯える。
 しかし、どのような理性や精神論で自分を励まそうとしてみても、一度沈んでしまった気持ちから立ち直ることが出来ない。

 思いあまった彼女は、医師に悩みを打ち明ける。

 「愚痴っぽいのは承知です。私よりも症状が悪い人がたくさんいることを思えば、幸運なはずなのに喜べなくて・・・」

 すると医師は彼女に言う。
「あなたはがんになったのですよ。それのどこが幸運なのですか」

 がんをめぐる俗説、迷信が、患者をより苦しめている、とその医師は言う。

「がん患者は闘病だけで精一杯なのに、そのうえポジティブに物事を考えろ、と強いられている」
「まるで病気の責任が患者にあるかのような語り口で、これほど抑圧的なものはありません」

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 その後彼女は、結局自分の好きに生きるしかないんだと悟ることになる。
 彼女は自分の性格を、全面的に受け入れることにする。
 病気と闘いながらもボランティアに励んだり、何か大きな目標を持って頑張ったり、自分よりも偉い人たちが世の中にはたくさんいるというのは知っている。でも自分は自分なんだ、と。

 自分は小さなことで憂鬱になり、不安になり、腹を立てる人間だ。
 くだらないテレビ番組だって見たい。
 愛と和の精神ですべての人と接する聖人のようには、自分はなれない。

 そう割り切ったことで、自分の人生はより豊かになったと思う、と彼女は言う。
 
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COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 3/2号

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2/16号



February 27, 2006

雑誌「クーリエ・ジャポン(COURRIER Japon)」のこと

 僕はこの雑誌がわりと好きである。
 定期的に買う雑誌としては、前は「NEWSWEEK JAPAN」を読んでいたのだが、自分が興味のある記事が掲載されている時とそうでない時の差が結構激しいし、難しい肩のこる記事ばかりの時もあるし、毎週真剣に読むと結構疲れる。

「クーリエ・ジャポン」はどういう雑誌かというと、・・・僕がわざわざ説明するより出版元である講談社の正式な紹介文を引用した方が早いので、以下。

”「世界は日本をどう見ているのか」「日々起こる世界中のニュースを、海外の現地メディアはどう報じているのか」。
クーリエ・ジャポンはこの双方向の視点をコンセプトに、フランスの週刊誌『クーリエ・アンテルナショナル』と提携。
全世界1000メディア以上の有力メディアから記事を厳選し、日本の既存メディアが伝えない情報を月2回お届けします。
ワインから戦争までをカバーする「地球サイズのニュースマガジン」。
それが、クーリエ・ジャポンです。”
 
「クーリエ・ジャポン」は「NEWSWEEK JAPAN」に比べると(比べるような雑誌ではまったくないのは承知だが僕的には)肩の力を抜いて読めて、
内容的にも広範囲で、月に2回発行というペースも、僕には向いている。

 毎日昼休みに10分か20分か、のんびり興味深く頁を繰っていると、読み終わる頃にまた次の号が発売される。
 あせって情報を貪り吸収しているような切迫感を感じなくていいし、リアルタイムな世界の事象と接しているような感触もそれなりに味わえる。
 普段ろくにテレビも見なければ新聞も読まない僕としては、なかなか貴重な情報源だ。
 値段も480円と、この手のその他の雑誌に比べれば、そして内容的なことを考えれば、かなりお得である。


 最新号のヘッドラインは、

・10億人のIT大国が世界をリードする 巨象インドの野望
・表現の自由か、宗教の冒涜か ムハンマド風刺漫画をめぐる「文明の衝突」
・ホリエモンが暴いたルールなき日本の「闇」
・サムライの意識はグローバルだ 日米ビジネスマンを比較した意外な「調査結果」
・イラン核開発問題に口をつぐむ KOIZUMI政権のジレンマ
・同じ少子化に悩むドイツからの警鐘 高齢化は日本経済にどう影響を与えるのか?
・パチンコから裏町散策まで10時間でTOKYOを楽しむ9の方法
・シングル・モルトのような風格だ!NYタイムズ記者「焼酎王国」をゆく
・あのロバート・パーカーも注目「甲州ワイン」が世界を制する日
・検閲を受け入れ、ついに中国へ進出 超巨大化するIT企業
・グーグルの「危険な賭け」
・忙しい毎日を送る現代人へ「脳」を磨く方法
・145年前の首都の繁栄、再び 五輪で変貌する街トリノを歩く

  などなど。
 
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COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 3/2号

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 3/2号