February 06, 2006

久々の雪、モーム「月と六ペンス」その2、入浴剤のこと

 久しぶりの雪。午後ぐらいから降り始めて今も振り続けている。
 現在22:30分。
 雪は衰える気配を見せないし、降水確率もかなり高いから、どうやら久々に本格的に積もりそうである。
 帰ってきて車から降りると、すでに積雪はくるぶしの上まであった。靴に雪が入った。

 モームの「月と六ペンス」をだいぶ読み進んだ。
 読み始めて数ページは、あまりにもその文章がとっつきにくくて「これはちょっと失敗したかな」と嫌な予感がしたのだが、最初の十ページぐらいを過ぎると、ぐいぐいと物語へ引き込まれていった。368ページ中、現在247ページ目である。

 文庫本の裏表紙のあらすじを前にちょっと紹介したが、この小説に書かれている内容は、ちょっと尋常ではない。
 尋常ではない一人の芸術家(天才)と、主人公であるこの小説の狂言回し的存在であるごく一般的な良識の持ち主との対比を通して、この世界のあり方そのものが問われていく。何が真実で、物事の価値とはなんなのか、そして結局のところ人とはどのような存在なのか、どのページをめくってみても、そういう本質的な問いに溢れている。

 こういう種類の本をあまり好まない人もたぶんいると思う。
 読み進めていくと、自分自身をも疑わずにはいられなってくる。重く、ある意味極端に根源的に過ぎる。
 僕も正直言って、この小説が好きかと聞かれると、なんとも言いようがないような気がする。
 まじめに読むととても疲れる本だし、だんだん重く深刻な気持ちになってくる。
 あまりにもその見解が極端過ぎるようにも思う。

 でももちろん、作者であるモームは、あえてそのような「極端」さを描くことによって、自らの思想を追求し、表現するとともに、読者である僕らに対して挑戦してもいるのである。
 そしてモームの思惑通り、僕は読みながら、僕自身についてさまざまな見直しを迫られることになる。
 
 この小説を好もうと好まざると、確かにこの本には読むものをぐいぐいと引っ張って、次のページへと向かわせる力がある。いったいこの小説がどこに向かいどこに落ち着くのか、気になって仕方がない。
 でも一日仕事で疲れて帰ってきて、どうしてこんな重い気持ちで僕自身とわざわざ向き合わなくちゃいけないんだよ、と思ったりする。
 困ったものだが、しかしすごい作家であり、本である。
 
 ところでぜんぜん話は変わるが、帰ってきて風呂を洗い、入浴剤を入れたら、ツムラの「ソフレ」が必要な量の半分ぐらいしか残っていなかった。しかたないので、もう半分を、メンソレータムの薬用入浴剤をまぜてみた。

 なかなか気持ちが良かったのでクセになりそうだが、明日はちゃんと「ソフレ」の詰め替え用を買って来よう。
 僕は「ソフレ」がお気に入りなのだ。

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jailz at 22:23│Comments(0)TrackBack(0) 

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