November 21, 2005

マキハウス炎上、温泉、蕎麦とビール

マキ小屋炎上 昨日は一日休日で、素晴らしく晴れたいい天気だったので、朝から薪を割った。
 薪を割りながら、マキハウスを燃やした。

 マキハウスというのは、今飼っている愛猫がまだ生まれて間もない頃に暮らしていた小屋だ。
 三年前の五月の下旬に、僕と友人二人で丸一日かけて作った思い出の小屋である。

 なんで猫がそんなところで暮らしていたのか?といえば、ちょうどその時我が家を新築中で、なぜかその新居の土地に、猫が一匹捨てられていたのである。建前の二日前だった。
 ちょっと迷った末に飼うことに決めたのだが、まだ新居は建て始めたばかりだし、僕の実家は母親が大の動物嫌いなので、連れて帰るわけにもいかない。
まだ目も見えない、歩くことも出来ない子猫で、フタのない大きな箱でも持ってきて入れておけばじっとそこでいい子にしているだろうけれど、獣や鳥に襲われてしまうかも知れない。なにせ新居を建てたところはとんでもない田舎だから、狸やキツネやキジがしょっちゅう徘徊している。

マキハウス そういうわけで、拾って二日目、建前に来てくれた友達二人と一緒に、その日のうちに即席で猫のための小屋を造った。
 一見すると犬小屋みたいだが、犬小屋と違って、壁面の出入り口がない。そのかわり屋根が蝶番で開閉するようになっている。
 毎日僕は新築中の土地へ通い、マキハウスの屋根を開けてマキをよいっと引っ張り出し、膝に乗せ、ほ乳瓶で猫用のミルクを飲ませた。
 新居が完成するまでの二ヶ月ちょっとの間、マキはこの小屋で暮らした。

03マキ あれから三年と少したち、マキもすっかり大人の猫になった。
 マキハウスは古いベビーカーみたいなもので、すっかりその役目もなくなった。
 それにもともとの作りが適当なせいでだいぶ朽ちてきた。
 庭にあってもただ邪魔なだけなので、思い切って燃やすことにした。

 でも実際に燃やしてみると、それなりに感慨深いものがあった。
 なんだか1つの時代が去ったんだという感じ。
 大げさかもしれないけれど、そんな気がした。
 時は確実に去り、マキが太った大人の猫になったかわりに、僕ももうすぐ三十三になる。
 三年の間に僕は新居を建て、結婚し、離婚をした。演劇の舞台に二度立った。
 そして今は、別の女性と、これからのことを真剣に考えている。
 マキハウスが燃えるのを眺めながら、四十になるのなんて、たぶんほんのすぐ先のことなんだという気がした。

風景 午後はそのつき合っている女の子と近くの温泉へ。
 素晴らしい秋晴れで、空気がすがすがしく、紅葉が美しい。そんな風景を見ながら入る露天風呂は最高に気持ちよかった。
 
 温泉を出た後、このあたりではちょっと有名なこだわりの蕎麦屋へ。
紅葉 蕎麦と一緒に、ビールの中瓶を一本頼む。
 頼んだのは一応キリンのビールなのだが、今まで見たこともない商品だった。
 飲んでみると、地ビールみたいなフルーティな味で、すっきりとしていてなかなか美味い。
 瓶自体もとてもおしゃれで、緑のガラス瓶に差し込む午後の斜光に、ステンドグラスみたいな美しいまだらな光の影をおとビールしていた。
 一輪挿しとかにしたら綺麗かなと思って、店員さんに頼んで空き瓶をもらって帰ってきた。

 しかし温泉の後は、蕎麦とビールがよく合う。
 休日って素晴らしい。としみじみ思う一日であった。

人気blogランキング。よろしかったら、クリックをお願いします。




今のマキ

← 現在のマキ



jailz at 22:46│Comments(0)TrackBack(0)日記 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔