September 2005

September 27, 2005

芝居「O-M\-DADIE(オーマイダディ」4

オーマイダディ・パンフ 3連休の最後の日曜日に、松本のピカデリーホールへ、哲プロデュース 25時(まよなか)劇場第1回公演「O-M-DADIE(オーマイダディ」を観に行ってきた。哲さんは、僕がつきあっている女の子の大学時代の先輩で、松本の「演劇実験室 経帷子」の舞台で、2度ほど見ている。
 哲さんていうのはあれです、「犬神」の時、客入れで「いらっしゃいませいらっしゃいませ」とやってた人です。わかる人にはわかると思うけど。
 なかなか熱い芝居をする人だなあとは前から思っていたが、まさかプロデュース公演までやるとは思わなかったのでちょっと驚いた。
 しかも第1回公演ということだから、本人の意気込みも相当なものだろう。
 というわけで興味津々、わくわくしながら観に行った。
 作・演出:哲さんで、出演者は全部で18名。哲さんもその中の一人で、物語の序盤ではかなり重要な役所を担っている。

 以下はパンフより、あらすじ。
 「近未来、とある地球圏外都市における非合法な遺伝子実験によって生まれた万能型亜人種<オーパス>。
 頭脳明晰にして運動能力にも秀でた彼らは、目覚めるや否や都市の全住人への無差別な殺戮を開始する。
 彼らの生みの親、ただひとりDNAの提供者となった名も知れぬ”父親”を、何万といる住人の中から、最も早く、最も効率よく、見つけだすために・・・。」

 よくある小劇場系のノリ、わりとよくありそうな近未来SF芝居、と言ってしまえばまあそうだし、実際の出来や内容については、いろいろと個人的な感想もあるものの、そのエネルギーの大きさにはしみじみと感心させられた。
 皆社会人で、それぞれ年齢的にもいい年になって来て、それでも忙しい合間を縫ってこれだけの舞台を仕上げる−−という情熱とその仕事は、並大抵のことではないと思う。まあ芝居の会だって条件的には同じなんだけど、それでも、これだけエネルギッシュに一つの芝居を完成させるというのは、本当に大変なことだし、なかなか出来ることではない。とにかくそのパワーに圧倒される。
 哲さんも、初めてのプロデュース公演ということで、さぞかしご苦労されたことだろう。
 僕も同じ演劇をやる人間として、そしてまた自分で意気込んでプロデュースした経験のある者として、そのあたりは想像に難くない。

 作品そのものへの細かなレビューはここでは書かないけれど、そういう意味では、いろいろと考えさせられたし、刺激をくれたいい芝居だった。
 自分もこれから先演劇に関わっていく上で、まだまだ学ばなければならないものがたくさんある。
 哲さんの演劇に対する姿勢、夢見た思いへの誠実さ、そういったものについて、ちょっと気持ちを引き締められたような気持ちがした。
 
 これからも是非、そのエネルギーを枯渇させることなく、走り続けてもらいたいものです。
 がんばって下さい。
 また観に行きます。

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September 20, 2005

公演終了

08aruhi

 書くのが丸々一週間も遅くなったけれど、芝居の会公演「ある日、僕らは夢の中で出会う」、無事終了しました。
入場者数290名近く。芝居の会の公演としては、6年前の「ねずみとり」にほぼ匹敵する動員数。
 しかし「ねずみとり」は計3回公演だったから、2回公演での動員数としては過去最高、ということです。
 いろいろと反省点はあるものの、何はともあれ、観に来ていただいた方々、本当にありがとうございました。
 計2回しかない公演のうち、一回目は今までの稽古を通して一番出来が良く、二回目はかなり冷や冷やもの、という結果でしたが、概ね楽しんでいただけたようで、何よりです。

 今更ながら芝居は生もの、トラブルは付きもの、とはいうものの、今回の公演は反省させられる点が本当にたくさんありました。
 うまくいかなかったこと、満足に出来なかったことについては、お客さんに対して申し訳なかったと思うし、公演が終わって一週間たった今も、やはり苦々しく、痛切に思い返されます。
 来年も、あるいはこれから先も僕らが芝居を続けていくのなら、やはりどうしても乗り越えなくてはいけない壁、というのが歴然とあるようです。公演本番もそうだし、それまでの稽古過程、制作過程についても。
 ただ単に「みんなでお芝居を楽しみたい」という域を超えて、自分自身の、あるいは芝居の会そのもののアイデンティティを、よりレベルの高いものへ、よりお客さんに楽しんでもらえるものへと進化させていくなら、これから僕らが真剣に向き合わなければならない課題は、明白にあります。

 打ち上げの時に照明の三原さんが「勝ちに不思議あり。負けに不思議なし」という格言を述べていましたが、確かにそうだなあ、と妙に納得しました。その言葉がチクチクと胸に刺さる痛みを感じ続けた、この一週間でした。

 次回の公演は、より楽しんでもらえるものを目指して、また頑張りたいと思います。
 ・・・まあ来年のことは、今はまだ何もわからないんですが。
 いろいろな面で、事情の許す限り、よりレベルの高い舞台目指して、芝居に関わり続けたいと思います。
 
 というわけで、今回観に来ていただいた方々、本当にありがとうございました。
 来年も「芝居の会」をよろしくお願い致します。

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 ◆ 本番直前のスナップ
 芝居の会のホームページに、もっとたくさん紹介されていますので、そちらもご覧ください。

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September 08, 2005

ヒデ、芝居の会へ(17)最後の稽古

 いよいよ明後日が本番初日。
 昨日は本番前、最後の稽古だった。

 今日の夜から、舞台仕込み開始。
 明日は仕込みの続きと、テクニカル・リハーサル。
 そして当日、ゲネプロ(ドレス・リハーサル)、本番、となる。

 最後の稽古を終えてみて、やはり課題は残った。
 芝居全体のテンポ、リズムの問題、セリフの入りの問題、その他いろいろとある。
 残されたポイントは小さくないが、もう一度台本に立ち返ることで、自分たちの演技、その人物としての基本的な立ち方、他者との関係、相手や状況に対する自然な反応とそこに生まれる感情、そういったものを、もう一度チェックし直そう。
それが僕ら役者に残された、本番前最後の仕事だ。

 もちろん課題の残らない本番前の状態なんてありえない。
 いつだって課題は残る。
 でも今回もどうにかこうにか、ある程度のところまでは、こぎつけることが出来たと思う。
 練り込みの甘い部分も若干あるが、決してそんなに悪い出来ではないはずだ、と思う。

 どんな芝居も、稽古場と本番はやはり別物だ。
 やるだけのことをやったら、あとはもうそこに賭けるしかない。
 とにかく舞台を楽しもう。

 とりあえず。
 チケットまだ間に合います!

ある日僕らはチラシ01 ●チケット予約はこちら → fred@cek.ne.jp

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September 02, 2005

芝居の会が地元新聞「長野日報」に掲載されました

長野日報 9月1日付けの長野日報に掲載された稽古場写真です。
 左から、藍、信子、ヒデ。後ろに立っているのはツルPOM。
 記事によると、初演出の深谷さんは、「何がホンモノで何がニセモノなのか。振り込め詐欺にも似た面があり、今に通じる。お客さんにも混乱してもらいたい」と話している。

 振り込め詐欺にも似た面・・・というとなんだか身も蓋もないけれど、まあそういうことみたいです。

 ということで、皆さん、チケット予約まだまだ間に合いますよ!!

ある日僕らはチラシ01 ◆芝居の会第9回公演
  2005年9月10日(土)19:00 9月11日2:00(日)
  宮田村村民会館大ホール 料金:前売1,000円 当日1,200円 自由席

 ご希望の方、ヒデにご一報を。fred@cek.ne.jp



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September 01, 2005

「悲しい本」

 久しぶりに本の紹介。
 原題は「sad book」。
 文字通りのタイトルの絵本である。
 「悲しい本」。
 
 ぶらっと本屋に入ったら、この本が新刊コーナーに平積みにされていて、興味を惹かれて手に取ってみた。
 まずタイトルが目を惹くし、装丁も美しく、イラストも独特の雰囲気とセンスがありとても良い。

 この本には、息子を失って悲嘆に暮れる男が登場する。
 その悲しみ方の描写が、とても客観的でシンプルなのだけれど、それだけに、読者に自分自身のこれまでの悲しみを想起させ、共感させる力を持っている。
 物語が進むにつれて、息子を失ったという決定的な悲劇的事実とは別に、そうではない、個人をふいに襲うあらゆる悲しみついて書かれる。

 人は時に、特に理由なんかなくても、悲しみにとりつかれてしまう。
 何があったというわけでもなく、何もかもが悲しく思える時というのがある。
 それは誰にでもあることだし、一度その深みにはまりこんでしまうと、なかなかそこから這い上がれなくなってしまう。

 物語の最後に訪れる、作者が描く悲しみからの脱出法・・というよりは、悲しみをいかにやり過ごすかという方法は、ささやかだが感動的で、人が何によって癒されるかという、当たり前で平凡だけれど、暖かで確かな手応えがある。
 
 この本を読むと、悲しみを共有する誰かがいるということ、それ自体が、人を癒す力そのものなのかも知れないなと思う。
 悲しい、という感情は、そもそも人間が内包している、逃れがたい宿命的なものだ。
 たとえ息子を失わなくても、あるいは妻や友人や、飼っている猫を失わなくても、人間とは本質的に、悲しみ続けていく存在である。
 誰でも結局のところ、常に何かを失い続けていく。
 だからこそそれを共有する誰かが必要であり、この本に書かれているような、自分にとってのささやかな、癒しの瞬間が必要になる。

 絵本だし、文章も短くてさらっと読めてしまうのだけれど、とても味わい深くて、心に染み入る本だ。
 何度も読み返したくなる。
 自分が悲しみに落ち込んでしまった時、ふっとその重荷を軽くしてくれるような、そんな力を持った本です。

 ぜひご一読を。

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悲しい本

2005年 第52回 産経児童出版文化賞・美術賞受賞
Mローゼン作/Q.ブレイク絵/谷川俊太郎訳 
定価1,470円 (本体1,400円+税)

 愛する者の死がもたらす悲しみを、徹底して見つめる中から浮かびあがる、命あるものへの慈しみと、深い慰めを描いた感動の絵本。
 イギリス、アメリカ、オーストラリア、フランス、オランダ、ポーランド、日本、韓国、台湾の世界9ヶ国で発売!!