April 18, 2005

「嗤う伊右衛門」

伊右衛門01監督 :  蜷川幸雄
出演 :  唐沢寿明, 小雪, 香川照之, 池内博之, 六平直政,
     松尾玲央, 清水沙映, MAKOTO, 井川比佐志, 不破万作, 新川将人, 妹尾正文, 大門伍朗, 冨岡弘, 谷口高史, 濱口和之, 月川勇気, 藤村志保, 椎名桔平 
 有名な「四谷怪談」を題材に、京極夏彦が新解釈。第25回泉鏡花賞を受賞した同名小説の映画化。
 監督は、舞台演出家として有名な蜷川幸雄。
 互いに愛し合いながらも運命にあやつられ、悲しく引き裂かれてしまう伊右衛門と岩の純愛、狂気を描く。
 
 
伊右衛門03 「四谷怪談」は過去に何度か映画になっていて、2001年の、蜷川幸雄さん演出の舞台公演
(竹中直人主演・藤真利子・広末涼子・高嶋政伸・持田真樹ほか)は話題を呼んだ。 
 今回は京極夏彦氏原作ということで、従来の「四谷怪談」とは内容的にずいぶん趣が異なる。
 ストーリー的に言っても、これまでの「四谷怪談」とまったく違う。
 一言で言って、「嗤う伊右衛門」は、おどろおどろしい怪談などではなく、二人の愛の悲劇の物語である。
伊右衛門02 昔からよく知られている、お岩が夫・伊右衛門のために悲惨な死を遂げ、怨霊となってあらわれ祟りをなす、という日本独特の超自然的な恐怖はほとんど剥ぎ取られている。
 そのかわり、伊右衛門と岩、二人の誠実で不器用な愛が、悲劇の中に呑み込まれていく様子が描かれる。
 超自然的なものの名残らしいものと言えば、映画のエンディングで、不自然に骨組みだけを残した家屋と、その片隅で抱き合ったまま、眠るように死ぬ二人の姿ぐらいだろうか。
伊右衛門05 愛し合う二人が周囲の状況に翻弄され、最終的に悲劇の愛として美しくも哀しく昇華していくあたりは、シェイクスピア的悲劇を思わせる感がある。
 小雪演じる凜とした、清潔感のある美しい岩は、同時に男を滅ぼす運命の女として、その魅力、魔力のようなものを兼ね備えている。
伊右衛門04 今までの「四谷怪談」と「嗤う伊右衛門」のもっとも異なる点は、今回の伊右衛門が誠実で寡黙な善良な人物として描かれている点である。
 映画では伊藤喜兵衛演じる椎名桔平が圧倒的悪人振りを発揮しているけれど、もともと伊右衛門こそが悪人であり、公金に手をつけたり、それを知られたということで岩の父、四谷左門を殺してしまったり、金と地位のために、岩という女房がありながら梅と夫婦になってしまったりする。
 
伊右衛門07 演出的にうまいなあと思うのは、まずなんといっても蚊帳の使い方である。
 嗤わない伊右衛門、彼が現実との間に作っている壁、距離感、そのあたりをうまく象徴的にあらわしていて、彼がその外へ出て岩へと歩み寄った時、それまで彼が固く封印していた心がほころび、そして悲劇へと
向かい始めることになる。物語の最後では、狂気に取り憑かれた伊右衛門が、自らを守る城壁のごとき蚊帳を切り捨て、伊右衛門06その外へ出て、伊藤喜兵衛(椎名桔平)を切る −−このあたりの”蚊帳”の小道具としての使い方は、その重要性においていかにも演劇的であり、そのもって行き方は本当にうまい。

 今回の映画のテーマ、伊右衛門と岩の関係がもっとも象徴的にあらわれているのは、岩の「うらめしや〜」ではないだろうか。
伊右衛門08 一人の男性を狂おしいまでに愛する一人の”女”の心の叫びとして、かつてこの「うらめしや〜」というセリフが、これほどまでに切なく、美しく、恋の色を帯びて響いたことはなかったのではないか。
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 全体的に、難をあげるとすれば、たしかにちょっとわかりづらい部分はある。
 欲を言えば、原作をほとんど知らない、予備知識のない人たちのために(僕も含めて)、もう少し状況説明が欲しかったような気はする。
 登場人物も多いし、その辺の入り組んだ、複雑な人間関係が、すぐには呑み込みづらい。
 演出的に優れた部分、好きな部分もたくさんあるのだが。
 映画の冒頭近く、伊右衛門の父親が切腹し、その介錯を少年時代の伊右衛門がするというシーンも、特別説明がないので、一見なんのことだかよくわからない。終盤、喜兵衛の介錯をするにあたって、再度のオーバーラップの際に、「ああ、そういうことだったのか」と僕はようやく気づいた。

伊右衛門09 それからクライマックスで、岩が切実な愛の言葉「うらめしや〜」とともに伊右衛門にひしと抱きつくシーンのあと、岩は伊右衛門に切られたのかどうなのか。
 そのへんをどう解釈していいのか、僕はずっと判断につきかねていたのだが、おそらく切ったということなのだろう。
 その後一切岩が姿を現さない点や、切ったとすれば、伊右衛門の何気ない言葉のはしばしの整合がつくからである。
 エンディングで、二人の笑い声と共にカメラが俯瞰していくと、そこは現代の東京のど真ん中・・・という点は、僕にはちょっと理解の範囲の外だった。
 あれは、いったい何を狙っているのだろうか?あのようなシーンを入れる必要性が本当にあったのだろうか?

 しかしそういった不可解な点はいくつかあったものの、内容的にもキャスト的にも、また演出的にも、僕としては面白かったし、楽しめた。
 なんのかんの言っても、これはわりと好きな作品です。

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〜「嗤う伊右衛門」関連〜
嗤う伊右衛門  DVD 嗤う伊右衛門 角川文庫 京極夏彦(著)
嗤う伊右衛門 中公文庫 京極夏彦(著)
嗤う伊右衛門 C・NOVELS  BIBLIOTHEQUE 京極夏彦(著)
 


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1. 嗤う伊右衛門  [ シネマ日記 ]   April 19, 2005 09:20
日曜日ケーブルテレビの日本映画専門チャンネルでやってました。 カッコいい話ですね。きっと、原作がとても良くできているんでしょうね。蜷川幸男さんの舞台とかって全然見に行ったことないんですけど、やっぱ良さそうだなと思わせてくれるような作品でした。全体的に色気
2. [小説] 『嗤う伊右衛門』 京極夏彦  [ 読書閑話 ]   April 19, 2005 10:55
京極版「四谷怪談」です。私の四谷怪談の知識なんて、顔の爛れたお岩さんが旦那に裏切られてうらめしや〜と出てくる、という程度しかありませんので、オリジナルとどれくらい違うのか同じなのかはわかりません。 以前に1冊「京極堂シリーズ」を読んだだけで、それから随分間
3. 初めて読んだ京極作品を・・・  [ 睡蓮の舟 ]   April 19, 2005 15:54
蜷川幸雄監督作品の嗤う伊右衛門をスカパー!で見てます。 かなり途中からですが。 えぇっと・・・・ なんじゃこれ? 京極“なっち”夏彦の原作が、全然別物になっていましたー。 おにょれ、何て事をしてくれたんだ。 あぁ、桔平ちゃんの悪役ぶりは素敵だけれど。 まったく
4. 『嗤う伊右衛門』  [ 気まぐれ草子 ]   April 19, 2005 16:39
「四谷怪談」を京極夏彦が全く新しい解釈で描き、第25回泉鏡花文学賞を受賞した同名小説を、世界的に高い評価を得ている舞台演出家蟻川幸雄が映像化した作品。 京極ファン(中でもこの「嗤う伊右衛門」は傑作だと思っている)としてはやはり見ておかねば…と思いつつ、映画館
5. 嗤う伊右衛門  [ 人知れずゆらゆら日記 ]   April 19, 2005 16:58
週末にDVDで観ました。 この手の時代設定の話は、台詞が難しくて苦手な私。 言っている事が時々理解できずに、何度も挫折して停止ボタンに 手が伸びそうになりましたが、まぁなんとか最後まで観れました。 この物語のキーワード『エロスと狂気』ですが、さすがの蜷
6. 嗤う伊右衛門  [ 引き出しの中身 ]   April 19, 2005 18:18
監督:蜷川幸雄 出演:唐沢寿明 小雪 椎名桔平 原作と似ても似つかぬ「模倣犯」を先日観たばかりだったので、 ほっとした。 純愛を描いたには違いないがあまりに高潔、 あまりに無表情、 あまりに血飛沫、 で、観ている時は感情移入しにくいかもしれない。
7. 嗤う伊右衛門 しょにょ2  [ La Chatte en Ciel ]   April 19, 2005 18:32
3月終わりごろに書いた「嗤う伊右衛門」の感想(?)記事、続きは?と身辺で時々言われるので忘れないうちに続きでも(気がつけば1ヶ月くらい空いてる……!) 今回は伊右衛門について色々感じたことなぞつらつら書こうかと。あくまで読書しての感想なのとこれ書いてる.
8. 帰ってきたら「嗤う伊右衛門」。  [ みすてりな毎日。 ]   April 19, 2005 23:16
そんなこんなで部屋に着いたら、ケーブルテレビで「嗤う伊右衛門」をやっている! 途中からですが観てみました。 映画化されるってわかったときに「これは観に行こう」と思ってたのですが、 原作とラストが違う、とかストーリーが違う、とか聞いたもので観にいくのをやめ
9. 嗤う伊右衛門  [ ホームシアター α ]   April 20, 2005 11:10
嗤う伊右衛門 う〜〜ら〜〜め〜〜しぃ〜〜やぁ〜〜・・・ うらめしい指数:★★★★☆
10. 嗤う伊右衛門  [ そしてその後の日々 ]   April 20, 2005 15:49
 嗤う伊右衛門という映画をDVDでみましたので感想です。京極夏彦が書いた小説の映...
11. 読書記録  [ 花に嵐 ]   April 20, 2005 23:19
嗤う伊右衛門 京極 夏彦出版社/著者からの内容紹介 愛憎、美と醜、正気と狂気…...
12. 嗤う伊右衛門  [ comono talk ]   April 23, 2005 22:53
今日は朝一で嗤う伊右衛門 みました。朝っぱらから見るものじゃなかった気がするf^_^; 内容は怪談でよく聞くお岩さんの話です。 悲しいお話でさ、すごい切なくて涙出ました(;_;) しかし小雪さんは和服が似合うわぁ。首細いし白いしうなじがすーっごい綺麗と! 唐沢さんがや
13. 嗤う伊右衛門 今年の125本目  [ 猫姫じゃ ]   June 19, 2005 02:51
嗤う伊右衛門   やっぱり、お芝居ね。 ぁ、原作は読んでいませ〜ん! キッパリ!!   お岩さんの役って、難しいと思うケド、小雪が1人で、足ひっぱてたみたい。 いや、演出が、あたしに合わなかったのかな??   yahoo の感想読んでいると、 「
14. 「嗤う伊右衛門」〜うらめしいいほどの想いとは・・・  [ お茶の間オレンジシート ]   January 05, 2006 20:57
2003年日本監督/蜷川幸雄原作/京極夏彦音楽/宇崎竜童出演/唐沢寿明 小雪 香川照之 椎名桔平   池内博之 井川比佐志 藤村志保 六平直政貧しい浪人伊右衛門(唐沢寿明)は、御行乞食の又市の口利きで民谷家への婿入りをする。民谷家の娘・岩(小雪)はかつては...

この記事へのコメント

1. Posted by 六条   April 19, 2005 16:57
はじめまして。
TBありがとうございました。こちらからもさせていただきました。
DVDでは、とくにかく暗くて暗くて。
せっかくのクライマックスも何が映っているのかまったくわかりませんでしたが、
蚊帳については、“結界”として原作に描かれていますので、
映画でもそのように扱われたのではないかと思われます。
また、ラストは、アレで、「Eternal Love」を表現しているのだろうと思うのですが、だとするとえらく単純な気もします。
ではなくて、もっと深い意味があるのでしょうか?
2. Posted by naniyue   April 19, 2005 17:13
はじめまして!
TBありがとうございます!
私はつい最近原作を読み始めたところです。
先にDVDで見ていた事もあって、今の所つまずく事無く順調に
読み進めています。
映画は小雪さんの美しさに、女の私も目がハートになってました。
内容も然る事ながら、役者さんも映像も素晴らしいなと思います。
ただ・・・暗いシーンだけがちょっと・・・。
それから、ヒデさんのおっしゃるラストシーンですが、私も同じ感想です。
イマイチ理解に苦しむと言うか・・・。
解らなくもないけど、必要か否か?ってかんじでしょうか。
3. Posted by ヒデちゃん   April 19, 2005 18:34
六条さん、コメントありがとうございます。
そうですね、確かに全体を通して暗いですよね。
二人が固く抱き合う見せ場のシーンは、ちょっともったいないような気がしました。
”蚊帳”=結界ですか。なるほど。僕は原作の方はまったく読んでいないのですが、十分それは伝わってきました。
ラスト・・・つまり、二人の愛は時を越えて生き続ける・・・ということでしょうか?ふむ。いや、それにしてはちょっと唐突すぎる気がするんですが・・・。
4. Posted by あおり   April 19, 2005 18:39
初めまして。TBありがとうございました!
こちらからも送らせていただきました。
感想の記事、面白く拝見いたしました。
私は映画の方は見ていないのですが、原作を
読んでいると、映画も見て見たいなという
気持ちになりました。
 原作のラストが映画でどのように消化されて
いるのか、ヒデさんの感想を読んで気になり始めた
所です。
5. Posted by ヒデちゃん   April 19, 2005 18:55
naniyueさん、はじめまして!
いろいろと人の話を聞くと、原作の方が面白いという意見が多いみたいですね。僕も時間があれば是非読んでみたいと思うのですが。

ラストシーンの理解に苦しんだのもそうなんですが、直助、でしたっけ?
喜兵衛に切られて死ぬ。妹の汚れを落としてやるとか言っておいて、じつは俺が抱いたのよ、と。ああいう告白が、あそこで必要だったのかどうかも疑問なんですよね。あのセリフのおかげで、僕の胸の内はさらに複雑になってしまいました。
原作を知らないと、ほんと、謎が謎を呼ぶ作品です。
6. Posted by ヒデちゃん   April 19, 2005 19:10
あおりさん、ようこそ!
あおりさんのブログ、興味深く読ませてもらいましたよ。
長い文章でしたが(失礼な言い方ですいません)、作品紹介の一つ一つが的確で、考察も鋭く、最後まで面白く読ませてもらいました。
あおりさんが言うとおり、伊右衛門はものすごく普通の男ですね。ただある時期にとても傷ついてそれを今でも払拭できずにいる点、そして岩に対する愛の深さの点においてのみ、彼はこのドラマの主人公足りえているような気がします。
これは是非、原作を読んで見なければという気がしてきました。
7. Posted by ぴぐ   April 19, 2005 22:08
TB有難うございました(^-^)伊右衛門の感想、大変興味深く拝見しました。わたしもラストはあまりいただけないと思います。京極さんの原作を読んでみたいと思っています。またお邪魔させていただきますね!では失礼しますm(_ _)m
8. Posted by のり   April 19, 2005 23:15
TBありがとうございました!
わたしもあのラストは謎でした。
…なんで現代の東京?って。
人間の想いは昔も今も変わらない、ってことを言いたかったんでしょうか…。
9. Posted by ヒデちゃん   April 20, 2005 08:48
びぐさん、はじめまして。
ラストは、いくら考えてみても不思議というか、首をひねってしまいますよね。あそこまで思いっきり暗い一辺倒だった画面構成が、いきなりバッと垢抜けちゃいますし。あれはあれで、面白いといえばまあ、そうかもしれないですが。
 実は僕はまだ京極さんの作品を一つも読んだことがないんです。僕も読んでみたいと思います。
10. Posted by ヒデちゃん   April 20, 2005 08:56
のりさん、こんにちわ。
ラストについてはみなさん同じことを言っていますけど、本当に解釈に苦しむところですね。
原作を読んでみれば、あっさり解決してしまうことなのでしょうかね?
僕が思ったのは、人の思いは昔も今も変わらない、というような普遍的メッセージというよりは、”あの二人の愛”は、永遠に生き続ける、というようなことなのかな・・・ということでした。まあ、よくわからないですが。
いずれにしても、あれはなくても良かったんじゃないか、という気はするんですよね。でも監督が世界的に、本当に有能な演出家ですから、僕なんかのような凡人にはあずかり知らぬ深い意図がきっとあるんでしょうね。
11. Posted by azu   April 20, 2005 11:18
ウチのような秘境の地にもTBありがとうございます。
小雪さんが小岩メイクなのに可愛いってところに、グッときました。
12. Posted by ヒデちゃん   April 20, 2005 11:46
azuさん、いらっしゃいませ。
小雪、美しいですね。とくに何もしゃべらなくても、思わずじっと見入ってしまいます。僕は「僕と彼女と彼女の生きる道」の時の彼女がとても好きでした。ああいう人が自分の嫁さんだったら、毎日ドキドキしたりぽーっとしたり、楽しくて仕方ないでしょうね。
13. Posted by かんこ   April 21, 2005 23:04
はじめまして。
すごい素敵な感想で感動致しました。
自分のコメントしょぼ過ぎなのにTBして頂いて恐れ入ります(^^;)
蜷川さんの舞台が好きで、映画を借りたのですがなんだか難しくて解りませんでした…。でも気になる映画として記憶に残る事は確かです。
14. Posted by alauda   April 24, 2005 01:03
こんにちは、TBありがとうございます。

蜷川作品になった「嗤う伊右衛門」、むずかしいです。
コクーン歌舞伎の「夏祭浪花鑑」のようだというお話も聞きます。
血はいっぱいでるしけれん味たっぷりだし、なんといってもおそとに抜けちゃうし。
原作の世界の映画版ではなく、恋愛、女性への思慕執着、殺陣、蚊帳の幽玄、など蜷川さんの感性に引っ掛かったエッセンスを集めてつくったような印象でした。

京極夏彦さんの文体は独特な雰囲気を持って構成力と共に車輪の両輪のように物語を引っ張ってくれます。

蜷川演劇歌舞伎風(?)は、京極作品以外で披露して頂きたかった、これが正直な感想です。
15. Posted by ヒデちゃん   April 26, 2005 14:20
かんこさん、こんにちわ。
返事が遅くなって申し訳ありません。コメントありがとうございました。
蜷川さんの舞台、是非みたいと思ってるんですが、なかなか機会がなくて、僕はまだ見たことないんですよ。
この映画はそうですね、何か自分でもよくわからない部分で、不思議にあとに残る映画ですね。しばらくたってから、「ああ、あそこはこういう意味だったのかな」とふと思い出しそうな、そんな映画です。
16. Posted by ヒデちゃん   April 26, 2005 14:29
alaudaさん、こんにちわ。
なるほど。alaudaさんのコメントを読んで、妙に納得してしまいました。
蜷川さん、京極さん、それぞれに強烈で独特な個性があるだけに、そのぶつかり合いというか、融合ぐあいを、逆に好まないという意見もあるでしょうね。
いずれにしても、「嗤う伊右衛門」、たしかに難しかったです。
誰にでもわかる、それでいて奥が深くて、観終わったあとずしりと心に何かが残る、そういうある意味での「大衆性」みたいなものが、もう少しあっても良かったような気はします。
17. Posted by    April 29, 2005 15:58
初めまして。TBありがとうございます。
「面白い気がするんだけど、よく分からない」というのが感想です。あえてはっきり言わないのもいいとは思いますが、観てて理解できなければ演出も何も…という気がします。暗いシーンも「え、何?」という感じでしたし。ラストもあまり好きではないです。
でも他の方のコメントから、原作は面白いようなので、時間があれば読んでみたいと思います。
18. Posted by ヒデちゃん   May 02, 2005 17:14
雪さん。コメントありがとうございました。
たしかに、わかりずらい部分は多いですよね。難しいことなんか何も言わず、とにかく面白かった、というのが一番です。それでいてきちんと深みもあるという・・・そういうのが好きですね。
 確かに原作の評判はいいようですね。それをうまく消化しきれなかった、といったところなんでしょうか。

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