March 13, 2005

オペラ座の怪人(4) 「THE POINT OF NO RETURN(ポイント・オブ・ノー・リターン)」歌詞 オリジナル・サウンドトラックから

050313オペラ座01 前回の「THE PHANTOM OF THE OPERA(オペラ座の怪人)」に引き続き、今日はいよいよ、この映画のサビとも言える名曲、「THE POINT OF NO RETURN(ポイント・オブ・ノー・リターン)」をご紹介します。

 今日はいろいろと私的な感想は後にして、まずは歌詞のその全文。
 しかし今まで紹介してきたものと比べると、これは長いな。



−−「THE POINT OF NO RETURN(ポイント・オブ・ノー・リターン)」−−
050313オペラ座06〈ドン・ファン(ファントム)〉
バッサリーノ あっちへ行け!
もう罠は仕掛けられ 獲物を待っている

〈ドン・ファン(ファントム)〉
君はやってきた
深い深い衝動に駆りたてられて
今まで沈黙を守ってきた望みを追い求めて
沈黙を守ってきた望みを

私は君をここに呼んだ
我々の情熱が一つに溶け合えるように
君の心はすでに 私の前に屈している
警戒心を捨てて 完全に屈服してしまっている
今 君は私と共にいる 思い直すことはできない
君は決心したのだから 決心を
もう引き返すことはできない
振り返ることもできない
今までしてきた戯れは 終わりだ
「もしや」や「いつ」と考える時は過ぎた
抵抗しても意味はない
考えるのをやめて 夢に身をまかせるのだ

どんな燃えさかる炎が 魂をおおうのだろう?
どんな濃厚な欲望が 扉の鍵を開けるのか?
どんな甘い誘惑が 我々の前に横たわるのか?

050313オペラ座05もう引き返すことはできない
これが最後の一線
言葉にできない秘密 どんな熱い秘密を
我々は学ぶのだろうか?
もう引き返すことはできない

〈アミンタ(クリスティーヌ)〉
あなたに呼ばれてここに来た
言葉が干上がり 会話が消えて
沈黙だけが残る この場所に
沈黙の地に

私はここに来た その理由もわからないままに
頭の中では もう想像しているわ
肌もあらわな私たちの体が
沈黙の中でからみあう様子を
今 私はあなたと共にいる 思い直すことはない
私は決心したのだから 決心を

もう引き返すことはできない
もう後戻りはできない
私たちの受難劇がついに始まった
善悪の判断はもうできない
残る疑問はただ一つ
二人が一つになるまでに どれくらい待てばいいの?
いつになったら 血が全身を駆けめぐり
眠っていたつぼみが 一気に花開くの?
炎がとうとう 私たちを焼き尽くすのはいつ?

050313オペラ座04050313オペラ座03〈二人〉
もう引き返すことはできない
これが最後の一線
もう橋は渡ってしまった
あとは橋が燃え落ちるのを見ていよう
私たちはもう 引き返すことはできない

〈ファントム〉
一つの愛を 一つの人生を
私と分かち合うと 言ってくれるね
この孤独から 私を導き 救い出してほしい
君と一緒に 君のかたわらに
いてほしいと 言ってくれるね
君がどこへ行こうと 私もついて行こう
クリスティーヌ 私の望みは ただそれだけ

〈カルロッタ〉
ああ、神様!ピアンジ!おお、私の愛しい人!

〈アンドレ〉
なんてことだ!

〈フィルマン〉
我々は終わりだ、アンドレ。もうだめだ!

〈ラウル〉
あいつは彼女をどこへ連れて行ったんだ?

〈マダム・ジリー〉
一緒にいらしてください。私が彼のところへお連れします。
でも、片手を目の高さに上げておくのを忘れないでください。

〈メグ〉
私も行くわ。

〈マダム・ジリー〉
だめよ、メグ!あなたはここに残りなさい。ムッシュ、一緒に来てください。
私が言ったとおりにして。

〈メグ〉
だめよ!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 今回も、英詞が見たい方は以下のサイトから直接どうぞ。
 検索をかけてあるので、すぐに「THE POINT OF NO RETURN(ポイント・オブ・ノー・リターン)」が見れます。

 オリジナル・サウンドトラックの中に入っている解説本の中で、エミー・ロッサムはこの曲について、
「自分が歌う前は『エンジェル・オブ・ミュージック』や『オール・アイ・アスク・オブ・ユー』のように美しい曲が好きだったけど、次第に自分の中でも『ポイント・オブ・ノー・リターン』の存在が大きくなり、今では一番好きかもしれない。クリスティーヌが少女から大人の女性に変わっていく、それこそポイントになる曲だから」
と言っています。

 しかし初めて映画を見たときに、その恋の熱情のあまりの激しさ、巨大さに強烈に胸を刺し貫かれた僕としては、とても「少女から大人の女性に変わっていく」というような生易しいものではなかったです。
 ここにあるのは、そんな一般的なものではなく、人が一生に一度、経験できるか出来ないかというぐらいの、激烈で、ほとんど運命的な恋であり、狂気であり、捨て身の覚悟です。

 面白いのは、それまであくまで力で支配する側だったファントムと、そこにおそるおそる付き従っていたクリスティーヌ、その力関係のバランスがみるみる崩れ、激しく拮抗し、ある部分では完全に逆転までしているところで、その危うさ、心のもっとも柔らかな部分の揺らぎと接触、それが今まさに一つとなろうとする瞬間・・・
 

     もう引き返すことはできない
     これが最後の一線
     もう橋は渡ってしまった
     あとは橋が燃え落ちるのを見ていよう
     私たちはもう 引き返すことはできない

 うーむ、本当にしびれますね。
 僕らがこの曲に惹かれてやまないもの、その魅力とは、このような狂気の域にまで達する「恋という欲望への命がけの希求」に対する一種の憧れが、多分に含まれているのではないか、と僕は思います。
 
 それから曲自体の評価とはあまり関係ないけど、この曲の終盤、メグの「私も行くわ(Like this, monsieur. I'll come with you.)」が僕はすごくいいなあと思います。
 勇ましくてかっこいい。
 今までかわいいだけかと思ってた女の子が、こういう、意外に力強いしっかりした一面を見せたりすると、結構男はぐっと来ます。それでまあ、その後は惚れた者の弱みで、ちゃっかり尻に敷かれてしまったりする。
 そうじゃないですか?
 クリスティーヌもいいけど、メグも、僕としては結構ポイント高いです。
 このジェニファー・エリソン、別の雑誌のグラビアで見たら、はっとするぐらい、とても美しかった。

 次回は曲紹介シリーズの最後、
 ”「LEARN TO BE LONELY(ラーン・トゥ・ビー・ロンリー)」の意外な深さ”というタイトルで、投稿を予定しています。

−−−オペラ座関連−−−

オペラCD01おすすめ

 「オペラ座の怪人」オリジナル・サウンドトラック
 アマゾンのサイトで収録曲の視聴も出来ますよ。




 

マンハッタンの怪人マンハッタンの怪人 

十九世紀末、パリ。オペラ座の地下に潜み、闇の世界を支配する怪人はその醜い容姿ゆえに、それまで愛というものを知らなかった。オペラ座の歌姫に生涯ただ一度きりの恋をするまでは。だが、あの夜、悲劇的な運命の事件は起こってしまった…。そして十三年後。一通の手紙がニューヨークのある男の元に届く。巨万の富と絶大な権力を手にし、街を支配するこの男こそが、パリから消えた怪人だった。そしてこの手紙は、全ての者の運命の輪を、終幕へ向かってゆっくりとまわし始めた―。不朽の愛の名作『オペラ座の怪人』、ここに完結。



「オペラ座の怪人」パーフェクトガイド「オペラ座の怪人」パーフェクトガイド写真多数。1時間20分のDVD付です。キャストインタビューや、スタッフインタビュー、映画完成までの16年にわたる舞台裏などが紹介されています。僕も持ってるけど、結構内容盛りだくさんなわりにお買い得。


The Phantom Of The Opera Companion (FILM...
 これは洋書らしいですが、原作者ガストン・ルルーの紹介、歴代の映画化された怪人、ミュージカルの舞台や、映画作りの舞台裏、映画のシナリオも載ってるようです。
写真集的に写真も多く、曲の英語歌詞も載ってるとか。
英語がそこそこ読める、または読めなくてもいいという強烈なオペラ座ファンにはおすすめ。

ファントム(上)ファントム〈上〉扶桑社ミステリー

19世紀、フランス。夫を亡くしたマドレーヌが失意の中で産んだ長男エリックは、この世のものとは思えない恐ろしい容貌をしていた。以来マドレーヌは我が子をどうしても愛することができず、仮面をかぶせて屋根裏に閉じ込める。やがてエリックのずば抜けた頭脳は顕著になり、幼くして建築学を極めるとともに音楽の方面でも類いまれな才能を発揮。だが八歳になったとき、自分がいると母にも危険がつきまとうと知ったエリックは、自ら家を飛び出した…。あまりにも有名な〈怪人〉の生涯を、生い立ちから書き起こす感動作。

ファントム(下)ファントム(下)
世界的な手品師として暮らした後、三十代半ばになったエリックは憧れのパリに乗り込み、オペラ座の新築工事を任されることになった。工事は十数年に及んだが、地上の生活に疲れた彼はオペラ座の地下深くに秘密のすみかを作り上げ、ようやく安住の地を得る。五十歳を前に体力も衰えると、〈オペラ座の怪人〉になることを思いつき、科学知識を駆使したトリックで人々を震え上がらせた。が、そんなエリックを、新人歌手クリスティーヌとの運命の出会いが待ち受けていた。オペラの歌詞に託して壮大なスケールで語る愛の物語。

〈去年買った僕のお気に入り。ipod。〉
 ここに「オペラ座」を入れて、聞いています。







〈ガストン・ルルーの原作本〉
各種翻訳が出ています。

オペラ座の怪人オペラ座の怪人 オペラ座の怪人〔Rubybooks〕オペラ座の怪人〔Rubybooks〕


 
人気blogランキング。よろしかったら、クリックをお願いします。


ヒデのホームページ「快適書斎スタイル」もよろしく。



トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 『オペラ座の怪人』  [ 『世界の中心で、愛をさけんでると思ったら、中心から微妙にズレてた・・・』 ]   March 13, 2005 16:29
今更ながら観に行った『オペラ座の怪人』。 貰った鑑賞券を握り締め、いざお台場シネマ・メディアージュへ。 こちらは全席指定。その為、早目に行って座席を確保しなくてはならない。 逆に言うと、早目に席を確保したら上映時間に間に合えば、それまで何をしててもイイの
2. 今日の一本 #1…『オペラ座の怪人』  [ MerrySTYLE BLOGS ]   March 13, 2005 19:07
今日は…ではなく一昨日ではありますが、『オペラ座の怪人』を観てきました。 不朽の
3. オペラ座の怪人 [movie]  [ うたかたな日々 ]   March 13, 2005 22:08
 オペラ座の怪人  [Movie : GAGA/HUMAX]    [製作・作曲] アンドリュー・ロイド=ウェバー   [監 督]          ジョエル・シュマッカー   [原作]     ガストン・ルルー&n
4. 「オペラ座の怪人」 サントラ編  [ 見習司書の読書日記(たぶん) ]   March 13, 2005 23:31
観てきました! 感想もたんまりかきました! 思い出話もまじってものすごい量でした! さっき、操作間違えてぶっとびましたっ! ……………(凹) というわけで、今日はCDの紹介だけしておきます。くすん。 アーティスト: Simon Lee, Alison Skilbeck, Chri
5. 「オペラ座の怪人」 カラオケ編  [ 見習司書の読書日記(たぶん) ]   March 13, 2005 23:31
全然関係ない出だしでなんですが、書評つながりの「オススメ書評ブログ」に紹介されてました。 きゃあ、人に誉められたの何年ぶり!?(笑) 「読みやすさ」は作家を夢見ていた高校時代からのポリシーなので、そこを認めていただけるとやはり嬉しいです。 ブルーさまから
6. 「オペラ座の怪人」 映画編  [ 見習司書の読書日記(たぶん) ]   March 13, 2005 23:31
「オペラ座の怪人」シリーズ第3段。今回はやっと映画の話です。 テーマの関係上ネタバレ含みますのでご注意ください。 「ムーランルージュ」「シカゴ」を違和感なくご覧になれた方はぜひ劇場へ。これぞミュージカル! という気分を味わっていただけるかと。 ミュージ
7. 3/5(土)の映画・レポUP  [ こーじの島へようこそ!!(尾道じゃけん) ]   March 13, 2005 23:38
おはようございます。 やっと...3/5の映画『オペラ座の怪人』のレポートUPしました(^^
8. いや〜怖いかも・・・  [ ピラニアな気持ち ]   March 14, 2005 01:09
「オペラ座の怪人」 ホント、見たかった! 前から舞台も観たかったんですが・・・ なかなか、行く機会がなくて とうとう映画が先になってしまいました。。。 で 正直、良かったです。。。 なんか、アリフレタ意見ですいません。 何処が?かと言う
9. ディズニーで暴挙っ!?オペラ座の怪人を観る  [ 飛んでけっ!気まぐれ徒然日記 ]   March 14, 2005 16:27
はい、ディズニーランドに来たのに昼間、途中でパークアウト。 なんと、私のワガママでランドの隣のイクスピアリで映画鑑賞 しかも、昨日見た「オペラ座の 怪人」(笑)ハマってます…。 あり得ないだろ、ディズニーに来てるのに途中、映画観に行くって(苦笑)それも、
10. オペラ座の怪人  [ とりあえずな日々(仮) ]   March 14, 2005 23:50
世界18カ国、100都市で観客を魅了するミュージカル「オペラ座の怪人」が、その作り手であるアンドリュー・ロイド・ウェバー自身のプロデュースにより完全映画化された一本。 もうなんと言ったら良いのか…。 かっこ良かった! すご―――い良かった!!(感涙)
11. オペラ座の怪人  [ 斬られて候 ]   March 15, 2005 11:38
オペラ座の怪人 製作・脚本・作曲/アンドリュー・ロイド=ウェバー 出演/ジェラルド・バトラー/エミー・ロッサム/パトリック・ウィルソン 見て参りました。ううむ。映画は映画としての楽しみがあるのでね…歌の上手さとか求めてもイカンのかな〜と思いつつ。まあ、オペラ
12. なぜか共感してしまう、闇に棲む男の情熱的な愛  [ 人生はお伽話もしくは映画のよう ]   March 15, 2005 17:52
「オペラ座の怪人」 無垢で何も知らない少女を教え、導き、成長させ、さらには自分だけへの愛も誓わせる。昔から小説や映画のテーマに良くなる題材ですね。なんせ「源氏物
13. せつなすぎる!ファントム(オペラ座の怪人)  [ あっけらかん日記 ]   March 18, 2005 22:53
最近時間が出来てきたので、ようやく「オペラ座の怪人」を見に行ってきた。 映像&音楽美は、以前見た宮沢りえ主演の「華の愛」以来の凄さでありました。 華の愛も、映像と音楽の美しさに酔ってしまいましたが、 今回もまた、予想をうらぎらず凄いものでした。 廃墟とな
14. Phantom of the Opera  [ S’NOTE ]   March 19, 2005 21:36
ミュージカルに引き続き、映画版オペラ座の怪人も見た。 ミュージカルを忠実に再現していたので少々驚いた。 歌自体は劇場で聴いた方がうまく聞こえたが、 過去の場面と現在の場面(といっても昔の話だが)を瞬間的に戻すオープニング等、 映画ならではの手法が色々取り入れ

この記事へのコメント

1. Posted by おかぴ   March 13, 2005 13:33
はじめまして。
おかぴと申します。
TBありがとうございました。
そして、興味深く記事を読ませていただきました。
舞台は何度か、及び何種類か劇団のを見ていたのですが、映画はまだ縁がなく鑑賞しておりません。
今週にでも見に行く予定にしておりますので、ぜひこの記事を頭の隅において鑑賞して来たいと思いますv
2. Posted by    March 13, 2005 14:00
こんにちわ!
今回は私の大好きな「THE POINT OF NO RETURN」で大感激ですっ♪
本当にこの曲にはしびれますねっ(^-^)
次回の”LEARN TO BE LONELY”アカデミー賞でファントム役の男性にエスコートされながら歌ってましたよね!楽しみにしてます♪
3. Posted by あられ   March 13, 2005 14:28
TBありがとうございます。
情熱的な詩ですね〜。四季の舞台を先日観たのですが、
やはりこの歌では鳥肌が立つほどの強烈な印象がまだ鮮明に残っています。
映画も近いうちに観にいってみようと思います。
4. Posted by ヒデちゃん   March 13, 2005 16:50
>おかぴさん

はじめまして。
僕も一度でいいから舞台の方を見てみたいです。
なんでも噂によると四季の舞台では客席の上をシャンデリアが舞うとか。
ほんとですか?
海外旅行でもして、本場の「オペラ座」を見れたら、最高なんですがね。
映画、今週行かれるんですか。
大きなスクリーンで見られるうちに、ぜひ楽しんで来てください。
本当におすすめです。

>海さん

海さんのブログにあった「・ファントムのベッドで寝ているクリスティーヌのストッキング・・・気絶したときは、きちんと履いていたのに目覚めたときは、素足でした。。。ファントムが?!か、隠したの?!だからクリスティーヌが起きてきたときに「はっ」として振り向いたの?」
 特に深く考えたことなかったけど、そう言われるととても気になります。
 ファントムが脱がしたのだとすれば、そのあたりのファントムの挙動も、たいへん見ものですね。
 しかしその後どこまで彼がことに及んだのか、そのへん、非常に興味深いです。

>あられさん
ブログ拝見しました。
四季の舞台、いいみたいですね。
地方に住んでいるのでなかなか見る機会がもてないのですが、これはどうしても見ておかなくてはいけないような気がしています。
 四季のは年内いっぱいぐらいはやってるんでしょうか?
 ちょっと観劇ツアー計画を立ててみようかと思います。

5. Posted by TBありがとうございます   March 13, 2005 17:03
実はこの歌はとある女性がカラオケで歌っているのをきいて知りました。
正直驚きました。
そこまで深い意味がある歌だとは思いませんでした。
ああいうのはやっぱり一度味わってみなければわからないものですね。
もちろんよかったです。

映画は原作とは違うとききました。
だから今度は劇団四季を観てみたいと思います。
日本語だし…
6. Posted by ヒデちゃん   March 13, 2005 17:26
カラオケで歌うとは、なんというつわもの。
僕も誰かに、ちょっと耳元で歌ってもらいたいです。
エミー・ロッサムの声音が急に低く迫るように変わる部分「When will the flames,at last, consume us . . .?」なんて近くで歌われたら、気が変になるかもしれません。

映画と原作はたしかにかなり違います。
ぜんぜん違うと言ってもいいですね。
しかし劇団四季の舞台は、基本的なストーリーとしては映画と
同じだと聞いていますが・・・どうなんでしょう?
 もちろん、映画と舞台では、そこから受け取る感動はまたぜんぜん違うものだと思いますが。
7. Posted by はげスケ   March 13, 2005 18:01
はじめまして、はげスケと申します。TBありがとうございます。私のブログは昨日作ったばかりなので、少々驚きながらも、嬉しいです^^

「THE POINT OF NO RETURN」大好きです。ヒデさんが書かれているように、情熱的で本当にしびれます♪私はファントムの「この孤独から 私を導き 救い出してほしい」でいつも泣けて来てしまいます。
次回の「LEARN TO BE LONELY」も楽しみにしております。
8. Posted by ヒデちゃん   March 13, 2005 18:37
はじめまして、はげスケさん。
・・・しかし、見ず知らずの方をはげスケと呼ぶのはなにかすごく
失礼な気がするのですが(笑)。
よい呼び方がありましたら教えてください。

「この孤独から 私を導き 救い出してほしい」
たしかに、なんとも言いようのないぐらい切なくて、泣けます。
彼が背負った、これほどまでの孤独に対して、彼のその切実な
歌声と共に、胸が苦しくなります。

「君がどこへ行こうと 私もついて行こう
クリスティーヌ 私の望みは ただそれだけ」

 僕はこのあたりが一番哀しかったですね。
 彼がどれほどクリスティーヌのことを必要としているか。それが痛いほど
よく伝わってきます。
 しかしブログの本文には書かなかったのですが、この恋はあきらかに悲劇
の要素しか持っていません。
 これほどまでに激しく、美しく、純粋で、一途であること、文字通り恋の炎に自分のすべてをあずけてしまうこと・・・それ自体が、見る者の感動とはうらはらに、すでに悲劇なことなのではないでしょうか。

 そう考えると、ファントムの恋、その想いというのは、彼の人生と重ね合わせて考えた時、本当に悲しいです。


9. Posted by はげスケ   March 13, 2005 18:58
恥ずかしい名前でごめんなさい(汗)全然平気ですので、そのままお呼びくださいませ^^;

私は「この孤独から 私を導き 救い出してほしい」の部分、ラウルと比べてしまって・・・同じ歌でもラウルの場合は「僕が君を孤独から救い出してあげよう」でしたよね。ファントムとラウルのクリスティーヌへの思いの差というか、その辺りを考えてしまいます。
この部分で涙ぐんで来て、ヒデさんの書かれた「君がどこへ行こうと 私もついて行こうクリスティーヌ 私の望みは ただそれだけ」で一気に涙が溢れてしまいます。なんて切ない・・・。
10. Posted by ヒデちゃん   March 13, 2005 21:08
そうですか。でははげスケさんと呼ばさせて頂きます(笑)。

なるほど。確かにラウルとは、根本的に愛し方が違いますね。
僕の中でラウルはまったく考慮の外にあったものですから(笑)。

出来ることなら、彼(ファントム)の愛を誰かが真剣に受け止め、
孤独から救いだしてあげられたら本当に良かったです。
それはクリスティーヌには出来なかったし、マダム・ジリーでは
彼にとっては役不足だったようですね。

 いずれにしてもこれは”物語”なのですから、そこに”誰か”が現れたり
してくれては話が成立しなくなって困るわけですが、こんな風に多くの
人々に切ない涙を流させ、「なぜ」「どうして」と考えさせられるのも、
この「オペラ座」が、本当に良い映画ゆえでしょう。

 次回書くつもりの「LEARN TO BE LONELY」ですが、はじめは「これじゃあまりにもファントムがかわいそうだし、なんて救いのない歌なんだ。なんでもっといい歌をエンディングに持ってこないんだ」と思っていたんですが、最近はちょっと違って、「ああ、もしかしてこれはかなり奥の深い、いい歌なのかも知れないな」と思うようになってきました。
 人は生まれる家や環境や肉体を選ぶことは出来ないし、与えられた情況、背負わされた運命の中で、彼がどう生きなければならなかったのか・・・そのへんについて、僕なりに感じたことを、書いてみたいと思っています。

 またどうぞ、お立ち寄り下さい。

11. Posted by shima   March 13, 2005 21:50
初めまして、TBありがとうございました。
私は舞台版を散々観ていてそちらの歌詞が頭に入ってしまっているので、
映画では字幕に違和感を感じてしまってちゃんと読んでいなかったのですが、
こうして改めて読ませていただくとなるほど〜と思いますね。
特に「THE POINT OF NO RETURN」は一番好きなのですが、四季版は曲に乗せる為にかなり意訳になってますし。

シャンデリア、落ちますよ。
舞台はとりあえず8/31分までのチケットが発売になっています。
5月分以降ならまだ買えると思うのでぜひ一度体験してみてください。
(劇団の回し者ではありませんゞ)
12. Posted by kana   March 13, 2005 22:10
初めまして、TBありがとうございました!
私は『オペラ座の怪人』、映画で初めて観たし音楽は歌詞重視なのでとても面白く
日記を読ませて頂きました。
帰って来てから宝塚版『ファントム』を途中までDVDで観たのですが、結構ストーリー
も曲も違い、「こういうオペラ座もあるんだなぁ」と楽しみました。
私の日記は舞台は宝塚ネタだけですが、ぜひまたお立ち寄り下さいね。
本当にありがとうございました!
私もオペラ座〜の本等読んでみます☆
13. Posted by ヒデちゃん   March 13, 2005 22:11
shimaさん、はじめまして。
有益な舞台情報、ありがとうございます。

しかしまだ3月半ばだというのに、5月分以降ですか。
四季おそるべしですね。

昔学生の頃東京に3年ほどいたことがあって、今でも年に何度かは、東京へ芝居を観に出かけていきます。
今年は四季の「オペラ座」を、最有力候補に、今からはりきってスケジュールを組んでみたいと思います。
ありがとうございました。

14. Posted by yuki   March 13, 2005 22:20
TBありがとうございます!
この曲は…映画のクライマックスを思い起こさせますね。
本当に狂気の愛を感じてぞくっとします。
早くサントラ買って復習しないと。

*同じ記事で返してしまいました。すみません^^;
15. Posted by ヒデちゃん   March 13, 2005 22:25
kanaさん、こんばんわ。
宝塚ネタ、僕もちょっと興味があるので、またそちらへも
ちょくちょくお邪魔させて頂きます。

僕のブログはいつもだいたいムダに長いんですが(ポリポリ)、読んで頂いてありがとうございます。
『Shall we ダンス?』、僕も観たいです。
リチャード・ギアは「プリティー・ウーマン」はもちろん、「愛と青春の旅立ち」で「すごい役者さんだな」といたく感心して以来のファンです(しかしいくらなんでも古すぎる)。
またいろいろと、情報を交換できたらいいですね。

今後もよろしくお願いします。






16. Posted by ヒデちゃん   March 13, 2005 22:48
yukiさん、ようこそ。
クライマックスの曲「地下へ再び/追跡」は、「エンジェル・オブ・ミュージック」も、「ポイント・オブ・ノー・リターン」も、「マスカレード」も、その他いろんなものがうまくミックスされて入っていて、本当に盛りだくさんで、あらゆる感情が嵐のごとく凝縮されていて、素晴らしいですね。

こういうのは普通の映画や演劇には真似の出来ない、ミュージカルやオペラならではの、音楽が持つ独特の力だと思います。

ファントムの「流血の喜びにふけるように運命付けられた私には
肉体の歓喜は 手の届かないもの」

・・・そのほかにも、深くて、いちいちひっかかってしまうセリフでいっぱいです。
17. Posted by タンミノワ   March 13, 2005 23:33
ヒデちゃんさん、トラバありがとうございました!
そして「ポイント」への考察・・・
オペラ座の世界ではほとんどの方が女性ブロガーで、男性の意見っていうのが聞きたかったので、客観的な記事が読めて嬉しいです。
でもって

>面白いのは、それまであくまで力で支配する側だったフ>ァントムと、そこにおそるおそる付き従っていたクリステ>ィーヌ、その力関係のバランスがみるみる崩れ、激しく>拮抗し、ある部分では完全に逆転までしているところで、>その危うさ、心のもっとも柔らかな部分の揺らぎと接>触、それが今まさに一つとなろうとする瞬間・・・]

二人の人間の関係性の揺らぎ・・・が曲中描かれていますよね。しまいにはどっちが上だか下だかわからんまま怒涛のマグマへダイビング・・って感じいたします。
私が、この曲や作品に最もインスパイアされたこと、それが、人間のpassion(情熱)に火をつけるものとは何だろう?ということです。異性への憧れ、欲望、自分に足りないもの、あとpassionというのは「情熱」のほかに「受難」という意味もありますが、人における受難というのも、情熱にハリついている要素です。
人が人にグイっとひかれる要素。
それは、「その人がきれいだから」とか「お金持ちだし素敵だから」とかいう表面的なものも多々あるのですが、もっと深いところの、その人の情熱に触れてしまった時、虜になるような・・そんな気もいたします。
情熱を持った人間でありたいな・・と思います。
18. Posted by 紗希   March 13, 2005 23:37
TBありがとうございました。
私も劇団四季の歌詞の印象が強すぎてなかなか字幕が頭に入らず困ったクチです(笑)

ちなみに、舞台を本当にそのまま映画にしたようで、四季ファンとしてはたまらなく嬉しい演出もたっぷりありました。舞台を作ったアンドリュー・ロイド=ウェバーが映画も監修しているんだから当然なんですが……。
原作は訳が肌が合わないのか途中で挫折しているところです。登場人物がみんな子どもっぽい感じがして映画や舞台のイメージと全然違いすぎ(−−;;

もし東京に観劇に行かれるのならば、いまならロイド=ウェバーの3作品を上演していたと思います。時間と予算に余裕があれば立て続けにぜひ! 私はやってみたかったです!(><)
19. Posted by こーじ   March 13, 2005 23:41
はじめまして。TBありがとうございます。
曲がすっごく好きです!あのメロディ−が頭から離れません(笑)
20. Posted by いつ   March 14, 2005 01:12
TB有難う御座います!
(1)〜(4)まで一気に読んでしまいました。
私も実はメグ・ジリー好きです。
「マスカレード」ではマダム・ジリーの後ろに隠れるようにしていたのに、成長したなあと思いながら見ました。
21. Posted by あゆみ   March 14, 2005 03:59
はじめまして!TBありがとうございます。
気付くのが遅くて申し訳ありません(><)
メグいいですよね♪私もメグの方がポイント高いです(笑)
私は今回「オペラ座の怪人」を初めて観たのですが、とにかく音楽が素晴らしくて
感動しました。途中、鳥肌なんかも立っちゃいました。
また時間があれば観に行きたいと思います。
22. Posted by ヒデちゃん   March 14, 2005 06:32
みなさん、僕が寝ている間にもいろいろとコメント下さったようで
ありがとうござます。とても嬉しいです。
これからもう会社へ行かなくてはならないので、夜までには
それぞれコメントをお返しさせて頂きます。

ではでは。
23. Posted by ジプシー   March 14, 2005 10:37
GypsyBlogのジプシーです。
トラックバック&コメントありがとうございました。
この映画は歌詞を掘り下げて理解するのが、
登場人物の感情を理解するのには一番いいのかもしれませんね。
また寄らせてもらいます。
2重投稿になってしまいすいません。
お手数ですが上は削除してください。
24. Posted by ヒデちゃん   March 14, 2005 21:05
みなさんこんばんわ。ヒデです。
やっと本日の仕事が終了しましたので、これからコメントさせて頂きたいと思います。

>タンミノワさん

ようこそ。再訪ありがとうございます。
そちらのブログも最近ちょくちょく拝見させて頂いています。
タンミノワさんの考察は、いつもなにかしら新しい視点があって、感心させられてます。とくにマダム・ジリーとファントムとの関係のくだりなんか。
楽しく読ませていただきました。

>どっちが上だか下だかわからんまま怒涛のマグマへダイビング・・って感じいたします。

 いやいや、笑わせてくれますね。
 的を得てるだけに、とてもおかしいです。

 情熱についてのご意見ですが、確かに情熱とは、受難の始まりには違いないよな、と僕も思いました。
 男女間の恋愛に限らず、夢を見る、憧れる、情熱を持って何かに打ち込む、ということは、生きる上で必要不可欠で価値あるものであると同時に、一歩間違えば身を持ち崩す大きなつまずきの石にもなりえます。
 夢や情熱というものには、必ずその大きさに見合った代償を要求されるものですから。そのために犠牲になるものも多いし、あまりのめりこみすぎれば、もう後には戻れない(まさにポイント・オブ・ノー・リターンですね)、つぶしがきかない、取り返しがつかない、ということだって、やはり覚悟しなければなりません。

 最近僕がよく思い出すのは、昔、鴻上庄司氏がどこかで書いていた言葉、
「もう何もありはしないのだというクールさと、活動家のホットさを持ちたい」というものです。
 その一見相反するような性質を、自分の中に深く据えることが出来たなら、世の中のことがもっともっとちゃんと見えてくるのではないか、そんな気がするのです。

>紗希さん

原作は、僕も一度通して読んでみたいなと思っているのですが、なにせ長いですよね(笑)。
 いろいろな翻訳が出ているようですが、あまり甘すぎず、子供っぽすぎず、適度にクールで客観的な、良い文体の本があれば、読んでみたいです。

ロイド=ウェバー3作品ですか。
いいですね。たしかにやってみたいですね。
しかしたぶん無理だろうな・・・残念だけど。

>コージさん
どうも、はじめまして。
サントラCD、何度聞いても、なかなか飽きないですね。
払ったお金分は、もう十分楽しみました。

それにしてもエミー・ロッサムが17歳だとは、いまだに僕はしっくり来ません。普段はすっかり忘れていて、たまにふと思い出して、「じゅじゅじゅ、十七歳?!」といちいち驚いてしまいます。
いやはや、本当に末恐ろしい、というか末楽しみな十七歳です。

>いつさん
 僕のつたない文章を、(1)〜(4)まで一気に読んで頂いたということで、たいへん恐縮です。ありがとうございました。

 メグ・ジリー、いいですね。
 今この文章を書きながら、今日はこれからメグ特集でもやってみようか、
なんて考えています。
 「オペラ座」を離れたところで見る彼女の写真は、とてもキュートで、でも不思議と大人っぽくて、なんとも言えずセクシャルです。

>あゆみさん
 やはりメグびいきですか。
 僕もすごくメグは好きなんですが、クリスティーヌとどちらがいいか?
と聞かれると、「どっち」とはなかなか言えないです。
 クリスティーヌが「ポイント・オブ・ノー・リターン」で見せた、あの一連の表情、あれさえなければ、おそらくメグを選んでたとこだったと思うんですが。
 しかし恋愛をエンジョイするとなると、僕的にはやっぱメグかなあ。
 うーん、迷うところです。
 そんなに僕が迷うような問題ではないんですがね。

>ジプシーさん
 教えていただいたサイトで、ジェニファー・エリソンの画像、堪能させていただきました。他にいい情報をなにも知らなかったので、たいへん参考になりました。ありがとうございました。

 というわけで、今日はこれからジェニファー・エリソンネタでブログを投稿しようと思います。

 こちらこそ、またお邪魔します。











25. Posted by かの   March 14, 2005 23:53
こんばんは、初めまして。かのと申します。TBありがとうございました(^^)
こちらからもTBさせて頂きましたのでよろしくお願いします。

それにしてもオペラ座好きの私としてはこちらの情報量の素晴らしさに感動です!
まさに天国です(笑)じっくりと堪能させていただきますね!
26. Posted by mutsuki   March 15, 2005 00:34
 はじめまして。mutsukiと申します。コメントいろいろ読んでみましたけど・・・よかった〜、この話大好きな人多いんですね!かなり前から四季版を観てきた私は、映画になり、更にはリピーターが続出したおかげで一挙に「オペラ座の怪人」ファンが増えて素直に嬉しい!
 ファントムは時に粗暴になり、自信家になり、不安になり、驕り高ぶりますよね。彼が見せる複雑な心の動きは、実はただ愛する人に愛してもらいというひたむきな純粋さから生まれたものであり、彼を突き動かしていたのは、ただひとつの愛を手に入れたいという強烈な渇望感ですよね。つまりそれって古来より不変のテーマ。だから、こんなにたくさんの人の胸を打つんでしょうか。
 ちなみに、今回の字幕(訳し方)にはギモンありあり。やっつけ仕事なのか、又は契約が厳しくて直訳しなきゃいけなかったのか・・・日本語的な情緒が足りなさ過ぎる!「おまえたち二人に宣戦布告する!」とか「私を拒絶したことを・・・」とか、ちょっと言い回し的にどうでしょう?「戦いを挑む」とか「私を拒んで・・・」みたいな訳でよかったのでは?内容が完璧に頭に入ってるせいで余計に違和感を感じましたが。超一流の翻訳者さんなのに、一体なにが起こったの!?
 最後に。TBありがとうございます。返し方わかんなくて手間取っちゃいましたけど・・・あってるかなぁ。
27. Posted by ヒデちゃん   March 15, 2005 07:08
かのさん、おはようございます。
コメントありがとうございました。
ブログ拝見しました。映画情報、充実してますね。
プロフィールの好きな俳優、というところを見たら、
僕の知らない人ばかりでした。
いやはや、もっといろいろ見なくちゃいけませんね。

オペラ座に関するサイトはいっぱいあるし、ここの情報量なんてたいしたものではありません。
でも皆さんにコメントをいただいて、いろいろと意見を聞けるのは楽しいし、もっとすごく個人的で、マニアックで、重箱の隅をつつくような意見や感想で盛り上がれたらいいなあと、僕的には思っています。
 オペラ座以外のくだらないこともいっぱい書いてますが、またぜひお立ち寄りください。
28. Posted by ヒデちゃん   March 15, 2005 07:20
mutsukiさん、はじめまして。
もちろん僕もファントムは大好きなんですが、
>粗暴になり、自信家になり、不安になり、驕り高ぶりますよね。

ようするに、子供なんですよね。はげしく子供です。

>ただ愛する人に愛してもらいというひたむきな純粋さから生まれたものであり、彼を突き動かしていたのは、ただひとつの愛を手に入れたいという強烈な渇望感ですよね。

これも悪く言ってしまえば、おそろしくストーカー的です。

すみません。別に水をさすつもりじゃないんですよ。
ただ、自分自身の純粋な熱情を突き詰めようとすれば、そういう風にならざるを得ないというところはあるし、相手がいる以上、他人にも迷惑をかけます。
子供というのは基本的に、好き勝手言って、他人に迷惑をかけまくるものですから。
まあこれが、芸術家気質というものでしょうか。
それでもなおかつ、いやだからこそ、僕はファントムが大好きです。

字幕については、かなり批判が多いようですね。
いろいろな意見を聞くと、なるほどなあ、と思わされます。
たしかに、ちょっと硬いというか、日本語としてスムーズに流れていない箇所が、いくつか僕も感じられました。

 それでも、僕はこの訳がなぜかけっこう気に入っています。
 理由は本当によくわからないんですが。
 あまり現代的な日本語ではないものがまざっていたり、ちょっと直訳すぎるんじゃないかとか、いくらなんでも普通そんな言い方しないだろうとか、そういうバランスの悪さが、逆に愛着を感じてしまったり、かえって好きだったりするんですよ。「オペラ座」をすごく好きになってしまったので、”あばたもエクボ”ということなのか、あるいはひねくれものなんですかね。
 今度またビデオでも出たら、じっくりそのへんについて確認してみたいと思います。



29. Posted by    March 16, 2005 14:16
この映画のクライマックスと言える「THE POINT OF NO RETURN(ポイント・オブ・ノー・リターン)」の訳詩を載せていただいて そしてそれをTBで教えてくださって感謝してます
このシーンはファントムが提示したシナリオをクリスティーヌ が演じているさ中 相手役をファントムが摩り替って物語が進んで行く・・・(私の記憶に間違いはないでしょうか?)
クリスティーヌにすればとても複雑な場面ですよね
相手がファントムと気付いてからの彼女の変化・・舞台上のこととして絡んでいく様 虚構か?現実か?そのクライマックスを観ているラウル・・・
なんか凄くヘタレな役回りにおかれてるラウル
最後にそのラウルを選ぶクリスティーヌ・・・ちょっとそれは計算高くないでしょうか・・・?ゴンドラで二人が去っていく時 彼女にあんな風に振り返って欲しくなかったです それじゃあファントムを弄んだ性悪女みたいじゃないですか・・・・ヒデさんごめんなさいね好き勝手なこと言って 失礼いたしました

30. Posted by alauda   March 17, 2005 21:58
ひでチャンさんはじめまして
遅くなりましたがTBありがとうございます、まだまだ怪人熱の冷めない皆様のコメントまで楽しく読ませていただきました。
勿論私もその一人です(笑)。
「The point of no return」は情熱の集大成というかクリスを離したくない想いに満ち溢れてますね、まさに受難劇。
たまらなく切ない私の大好きな「down once more/」で魅せる、ファントムの孤独の救いとなるクリスの「you are not alone」に対して、こちらのアミンタ(クリス)&ドンファン(怪人)はpassion全開!
んん、長くなりそうなのでこの辺にしておきます〜。
またおじゃまさせて下さい。
31. Posted by ヒデちゃん   March 18, 2005 00:10
慧さん、こんばんわ。コメントありがとうございました。
返事が遅くなって申し訳ありません。
なにせこのところ、仕事に忙殺されているものですから・・・・

>好き勝手なこと言って失礼いたしました。
ぜんぜんそんなことないですよ。むしろもっともっと好き勝手言って頂いた方が、僕もそれについて考えられるし、会話も盛り上がるし、大歓迎です。

たしかにラウルはへたれな立場に置かれていますね。
まあ「物語」というのは、基本的に誰に寄り添って描くか、という問題なので、これはドラマ作りの構造上、ある程度仕方のないことかも知れません。すべての人に寄り添って描くわけにはいかないし、今回のストーリーについて言えば、ラウルは「寄り添われなかった」、と言うしかないですね。

 最後にラウルを選ぶクリスティーヌ・・・
 たしかに、自分の内奥からあふれ出す情熱に、最終的には身を任せきれないクリスティーヌは臆病かも知れませんが、計算高い、とか、性悪女とまでは僕は思わないです。弄んだ、という気持ちも、クリスティーヌにはまったくなかったでしょう。
 「ポイント・オブ・ノー・リターン」で見せたクリスティーヌのファントムへの思い、いやおうなくそこに惹きこまれていったクリスティーヌの、その刹那における真剣さは、決して嘘ではないと、僕は思います。

 クリスティーヌはファントムに惹かれるのと同時に、「Think of me」や「All I ask of you」の曲でも見せたように、ラウルに対しても、幼い頃からの憧れと恋心を抱いています。
 そしてファントム自身が語っているように、彼はすでに人を殺めたという、越えてはならない一線を越えてしまった狂気の男です。そこにどれほどの魅力があろうと、あるいはどれほど同情に値する悲劇の過去があろうとも、彼は言ってみれば、狂人以外の何者でもありません。

「ポイント・オブ・ノー・リターン」で情熱のすべてをファントムに傾けたクリスティーヌが、次の瞬間ふと我に返ってラウルを思い出すことは、決して責められることではないと思うのです。
 そのときの気持ちは嘘ではなかった、と同時に、ラウルに対する恋心も嘘ではないし、クリスティーヌにも、やはり自分の幸せを考える権利はあります。
 それが「計算」と言われれば確かにそうなのですが、でも人間というのは、まあ結局のところ、そういうものじゃないでしょうか?そして、それでいいのではないでしょうか。
 情熱を貫きとおすことなど、ほとんどの人間には出来ないのです。だから人は正気を保って生きていられるという部分もあるし、なんとか普通に社会生活を続けていくことも出来ます。そこに、哀惜の念や、自分が若かった頃への郷愁のようなもの、思慕の念が生まれます。
 そういう、いかにも人間らしい心の揺らぎがあるからこそ、この物語の最後に、見るものは胸を打たれ、そこになんとも言えない物哀しい感動と余韻が残るのでははないか、と思うのです。

 でもたとえ一瞬でも、あのような情熱を体験したということ、そのことには、やはりそれはそれで大きな意味と価値があったと思います。
 だからこそ、たったその”一瞬”の出来事を、老いたラウルは今も忘れることが出来ないでいる。
 僕は、そんな気がします。


32. Posted by ヒデちゃん   March 18, 2005 00:33
alaudaさん、こんばんわ。
まさに受難劇・・・本当にそうですね。
受難だとわかっていても、人はそこに抗しがたく引き込まれてしまう。
ファントムとクリスティーヌの恋、それはどこまでいっても不幸だし、
たとえこの恋が成就して、二人が駆け落ちして一緒になっちゃったりしたとしても、やはりその先には不幸しか待っていないような気がします。

それでも人は、恋の衝動に逆らうことが出来ない。
この二人のような悲恋を見て感動する僕らも含めて、そこには、一種の破滅願望のようなものが、無意識に含まれているのでしょうか。
 そのへん、どうなんだろうか、というのが、最近僕は気になります。


33. Posted by 庵主   March 18, 2005 22:58
TBありがとうございます〜。映画を見てきて一週間経過してしまいましたが、
また大画面で見てみたいものです。
無声映画の「オペラの怪人」は随分見たのですが、
新たな「オペラ座の怪人」は、やはり映像と音楽美で魅せてくれました。
私は、どうしてもエリック(ファントム)贔屓なので、とても切なかったです。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔