February 05, 2005

O・ヘンリ「賢者の贈り物」

 このあいだO.ヘンリーの短編集を古本屋で買ったので、昨日から読み始めた。
 僕は今までO・ヘンリを読んだことは一度もなくて、これが初めてである。
 15編入っている内、「賢者の贈り物」と「アイキイの惚れ薬」「手入れのよいランプ」の3編をとりあえず読み終えたところだ。
 「賢者の贈り物」は有名だから、ほとんどの人がおそらく一度はその内容を聞いたことがあるだろう。
 クリスマスだというのにとても貧しい、若い新婚夫婦の話だ。
 
 二人はとても愛し合っているのだが、お互いに、相手に何かを買ってあげられるような余裕がない。
 妻は決意して、自分の唯一の自慢である髪を売り、夫の金時計のために時計鎖を買う。
 夫は決意して、自分の唯一の自慢である金時計を売り、妻の美しい髪のために櫛を一揃い買う。
 かくして、二人のプレゼントは、どちらもなんの役にも立たなくなってしまう。
 O・ヘンリはこの短い物語の最後をこう締めくくる。
 「しかしこの世の中において、贈り物をあげたりもらったりする人々の中で、この二人のような人たちこそ最も賢明なのである。どこにいようとも、彼らこそは「賢者」なのだ。」
 
 小説としてそれほど面白かったというわけでもないのだが、しかし、「うん、確かにこういう夫婦じゃなくちゃいけないよなあ」
と、僕は妙に感心してしまった。
 
 昔ケビン・コスナーがその出世作である主演映画「アンタッチャブル」で、「結婚はいいものだ。結婚はいい」としきりに呟いていたけれど、確かに「結婚ていいものだな」、と僕もたまに思うことがある。
 別にのろけているわけじゃないですよ。
 そんなスイーツな気持ちで言っているわけではなくて、ただ事実として、結婚てやっぱりいいもんです。
 一言じゃ言えないけど、いろんな意味で。
 よその夫婦のことはよくわからないけれど。
 
 いずれにしても、どうせ死ぬまで一緒に住むと決めた相手なのだから、この「賢者の贈り物」のように、いつまでもお互いを思いやる気持ちを持ち続けたいものである。
 嫁さんは大事にしておくに越したことはないし、持ち上げられるとき、機嫌をとれそうな時には、とことんやっておいた方がいい。
 これも、いろんな意味で。
 
 それにしても、「アンタッチャブル」は面白い映画だった。
 
 
 ↓今日文房具屋にいったついでに買ったマグネットクリップと、金色のクリップ。たいしたものではないのだが、結構気に入ってしまった。
 
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jailz at 21:07│Comments(4)TrackBack(0) 

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この記事へのコメント

1. Posted by 本当の真犯人   February 05, 2005 22:02
相手の気持ちになって考えないと駄目なんだね。結婚なかなかできないのは自分勝手な考えのせいかな。
2. Posted by ヒデちゃん   February 06, 2005 09:21
自分勝手だから結婚できないというのは、間違いではないけれど、ちょっと違うと思いますよ。
だって世の中には、本当の真犯人君なんかよりもっととんでもなく自分勝手な人たちが、いくらでも結婚しているから。僕だって、相当に自分勝手だし。知ってると思うけど。

じゃあどうすれば結婚できるのか?と聞かれても困るけど、良い出会いがあるかどうかというのは運もあると同時に、自分自身が実際、本当にどのくらい結婚を望んでいるか?ということが大きいんじゃないかと思います。
すべてがすべてそうじゃないかも知れないけど、ずっと結婚しない人というのは、やはりどこかで、本当は結婚を望んでいないんじゃないかという気がする時があります。

でも最近は、結婚しても数ヶ月、あるいは一年とか二年で別れてしまうというカップルが僕のまわりでもとても多いので(子供もいるのに)、無理に焦って結婚して失敗するぐらいなら、たしかにしないほうがマシです。
結婚生活の失敗って、人生におけるもっとも不幸なことの一つだと思うので。子供もかわいそうだしね。
 でももちろん、その相手と”合う、合わない”というのも、お互いの思いやりが必要だし、努力が必要ですよね。100%ぴったりの人なんてまずいないんだから。

 がんばって下さい。

3. Posted by みどり   February 08, 2005 17:13
結婚っていいものだと言う人が近くにいるととても安心します。
みんな愚痴しか言わないから。
でも、結婚ってなんでしょう。深く考えないほうがいいのかな・・・

追伸。遅くなりましたが、my弟は「いいことを書いてくれるんならいくらでも書いてください」とのことでした。
4. Posted by こたろー   February 10, 2005 22:31
なんだか結婚トークが盛り上がっているようですが、ちょっとおじゃま。
私もみどりさんと同じく「適齢期」ですし(^m^)
ヒデちゃんやみどりさんは多少知っていると思うけれど、東京に住んでいると
そっちとは概念が全然違うことを感じます。
 結婚に対してものすごくドライだったり、40過ぎても独身なんてザラだし、
うかつに結婚の話題なんか持ち出せないです(汗)
 
 私が尊敬する美輪明宏さんの本に、結婚とは何か、というのを書いてあるんですが、なるほどなあと思わされます。ここに書くと長くなりそうなので自分のブログに書きます(笑)
ヒデちゃん、私もブログはじめたんですよ。ふふふ。
 よかったら見にきてください。

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